So-net無料ブログ作成

アメリカの中国化に見えるトランプ新大統領の就任 [トピックス]

【番外編】アメリカの中国化に見えるトランプ新大統領の就任

1.アメリカ第一主義=中華民族大復興
トランプ新大統領が就任の日を迎えた。
今このブログを書いている瞬間香港にいるが、香港のメディアも日本メディア同様、アメリカ大統領の宣誓就任式の模様を生中継し、様々な中継を交えて評論を加えている。

折角なのでこのブログを通して、私も中国とアメリカについて一つ分析を述べてみようと思う。
トランプ大統領が掲げる重要政策に「アメリカ第一主義」があるが、これは2012年に習近平政権が発足した時に掲げた「中華民族大復興」と非常に似ているものがあると感じている。

2. 民主主義、社会主義のボーダーレス化?
習近平国家主席が就任時に掲げた「中国夢」の中に、「社会主義国家の建設を通じた中華民族の大復興」というテーマがある。
この考え方はのちに「社会主義核心的価値観」としてまとめられることになるが、トランプ大統領が掲げる政策と相通ずるものを感じる。
・都市部への流入人口の規制(=米国:移民制限政策)
・企業への雇用拡大の機会模索(=米国:雇用を取り戻す)
・外国人就労者の制限と削減(=米国:メキシコに国境壁の建設→アメリカ版万里の長城?)
・自国製品の愛用推奨、保護貿易政策(=米国:メイドインアメリカ製品の愛用)
 →厳密にいうと中国は「国産ブランドの愛用推奨」、アメリカは「アメリカ製造品の愛用推奨」で少し意味合いは異なる。

民主主義の象徴とも言えるアメリカ合衆国と、社会主義の超大国である中国の政策が奇しくも非常に近しいものになっているということは、もはや「民主主義」「社会主義」という国家の根幹をなす基礎理論が崩れ始め、ボーダーレス化していることを意味するのではないだろうか。

3.今後日本が取るべき方向
では日本も他国と同じように「ジャパンファースト」で進めていけるか、と言われれば物理的にも国土資源的にも不可能ではないかと思う。
まずもってアメリカや中国と決定的に違うところは、「人口の差」である。
現在の人口がおおよそ1億2000万人、50年後には約8000万人にまで落ち込むと推測される日本は、国内消費だけで賄うと、GDPが下がり国力が落ちるという問題がある。
しかし移民等を受け入れるにしても、今度は国土面積と資源的な問題があり実現するのは難しいと思う。
そこで日本に求められているのは、「世界各国の実情に合わせたローカライズ(ステルス)展開」ではないかと思う。

4.ローカライズ(ステルス)展開
中国のみならずアメリカまでもが「アメリカ製品を愛用せよ、アメリカ第一だ」と言い出した今、日本に求められるのは「世界中の誰もが使っているソフト/ハードが実はメイドインジャパン」というステルス型のローカライズ展開戦略だと思う。
すでに大企業などは携帯電話製造などの分野で実践しているとは思うが、それが全ての海外進出企業に求められることになっていく。

5.すでに中国で多くの実践を積んでいる日本は強い
隣国に中国を持ち、貿易相手国としても最大の相手国である中国と長年「中国的価値観」に付き合わされてきた日本だが、『アメリカの中国化』によって、一番早く恩恵を受けられるのは実は日本企業ではないかと考える。
なぜなら、日本企業は中国国内でアメリカやヨーロッパ諸国の外資企業が受けてきた様々な影響や障壁よりももっと敏感な問題を上手くクリアし中国国内でシェアを確実に伸ばしてきた実績があるからだ。

国情の変化を敏感に読み取り、適切に変化させていく必要性は、中国でもアメリカでも変わらない。

中国で培ってきたノウハウがアメリカに活かせる時代が来たと思えば、「日本夢」も膨らむ気がする。
皆さんはどのように「アメリカの未来」を見ているのだろうか?
中国に軸足を据えつつ、アメリカの考え方も今年は探っていこうと思う。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ニュース

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0